恋愛3ヶ月説を乗り越えるための方法
「付き合って3ヶ月で別れちゃった」
「魔の3ヶ月目に突入」
「3ヶ月目は要注意」
このような言葉を耳にしたことがあるかもしれません。恋愛において、3ヶ月という期間は「節目」や「壁」とされています。今回は、恋愛3ヶ月説について詳しく解説します。
恋愛3ヶ月説とは?
付き合い始めの頃は、お互いの気持ちが高まり、相手のことをますます知りたいと思うことでしょう。デートの回数も増え、連絡も頻繁に取ることが楽しい時間とされています。
しかし、この時期から男性と女性の気持ちに徐々に違いが現れると言われています。そのため、「恋愛3ヶ月説」と呼ばれるのです。
では、付き合って3ヶ月とは具体的にどのような時期なのでしょうか?
男性は恋愛の興奮が落ち着いてくる時期とされていますが、女性の気持ちは3ヶ月目から半年くらいで落ち着くと言われています。
男性は早くも恋愛の興奮が薄れてしまうため、3ヶ月目は二人の気持ちに差が出てくる時期と言えるでしょう。
女性はまだ彼のことが好きなままですが、男性は「彼女だけでなく、友達とも遊びたい」と思い、他の人との時間も大切にするようになります。その結果、気持ちのズレが生じる可能性が高まります。
付き合って3ヶ月になるカップルは、単に直感だけで結びついているだけでは満足できません。外見や行動だけでなく、趣味や価値観、人間性なども見ていく必要があります。
恋愛関係が盛り上がっている時期から、次の熟成の段階に入る頃です。仕事や友達との両立を考えたり、相手の人間性について考えたりする時期です。冷めてしまったわけではなく、将来の恋愛関係を考える時期と言えます。
男女で感じ方が異なることを理解しておくと、恋愛関係が長続きします。女性は人間関係や言葉に敏感ですが、男性は環境や現実的な事実を重視します。
恋愛の火が燃え上がっている1ヶ月~2ヶ月の間は、直感的な「好き」という気持ちが先行し、恋愛関係が続くことができます。しかし、直感的な気持ちが落ち着いてくると、価値観や物事の感じ方の違いが別れの原因になることがあります。
これが、「恋愛3ヶ月説」と呼ばれるキーワード(ジンクス)となります。
[ad]
3ヶ月で終わるカップルの特徴
では、3ヶ月で終わってしまうカップルにはどのような特徴があるのでしょうか。もちろん、「別れ」を決める理由は人それぞれです。
一般的に考えられる特徴は次の通りです。
1. 面倒くさい気持ちをごまかす
付き合い始めの頃は、相手に会いたいという気持ちが強くなります。しかし、3ヶ月経つと「今日は会うのが面倒くさいな」と感じることが増えてきます。
例えば、デートの約束があった日に会社の飲み会が重なった場合…。そんな時には、会社の飲み会にも参加しなければならないし、デートを断るのもケンカになりそうで…。
「あー、面倒くさいなぁ」
「とりあえず、先にデートの約束をしていたから、会社の飲み会を断ろう」
無理に恋人と会ってしまうことは、気持ちが乗らないままであるため非常に危険です。気分が会いたくないという時に無理に会ってしまうと、「恋人と会う=不快」というイメージができあがり、次第に会いたくなくなってしまいます。
また、相手から見ても、無理やりデートに来るあなたを見ると、その気持ちを察して不快に感じてしまうこともあります。このような面倒な気持ちをごまかしてデートを続けることは、お互いにとって恋の終了を意識させてしまうのです。
気分が乗らない場合はデートを避けるべきです。無理に会うことは、別れを加速させる結果となってしまいます。
2. デートのマンネリ化
恋人と3ヶ月も付き合っていれば、いつも同じデートコースができあがってくることもあります。例えば、「あのレストランに行ってから、ここでショッピングをして、お泊りする」といった具体的なプランができあがっていることでしょう。
しかしこのような「いつもの」というルーティーンは、マンネリ化や倦怠期を招きかねません。あなたのデートコースやプランは、いつも同じではありませんか?
確かに、いつものデートコースは何かと安心感があります。しかし、その安心感は言い換えると「マンネリ化」ということになってしまいます。刺激が少ないため、相手も倦怠感を抱きやすくなってしまいます。
3ヶ月を目処に、時折刺激を求めて新しいデートコースを開拓しましょう。好奇心や冒険心が、二人の関係を長続きさせてくれるはずです。
3. ケンカと意見交換の違い
付き合い始めの頃は、相手が変なことを言っても我慢してしまうこともありますが、3ヶ月が経ち、お互いの気持ちをよく知るようになると、反論したり、自分の意見を言いたくなることがあります。また、付き合い始めでは相手の悪い面にも気づきにくいこともあります。
このようなことはそれ自体は問題ありませんが、注意が必要なのは、「ケンカすること」と「意見をぶつけること」の違いです。
恐れありませんが、3ヶ月経つとカップルの間でケンカが発生し、別れるケースが少なくありません。
例えば、デートの場所を考える場合、相手が提案した場所を完全に否定することは「ケンカ」であり、相手の提案に対し意見を述べることは「意見交換」となります。
相手の言動や提案を一方的に否定するとケンカになるのは当然です。穏やかな態度で「私はこう考えているけど、どう思う?」と話し合う必要があります。
言い方によって全てが変わるという言葉がありますが、3ヶ月が経つとお互いに「慣れ」が出てくる時期ですので、些細な言い方でも修復不可能な状況になることもあります。
「意見交換の際の言い方」には十分に注意が必要です。
4. 出会ってから付き合うまでの期間が短い
出会ってから付き合うまでの時間が短すぎると、3ヶ月で別れることが多いようです。直感的な「好き」という気持ちで結ばれたカップルは熱が冷めやすいと言われますが、愛情を育てる時間がないのが大きな原因です。
俗に言われる「スタートダッシュ型の恋愛」です。出会ってから付き合うまでの期間が短いと、3ヶ月でお互いに飽きてしまいます。じっくりと愛情を育てる時間がないため、気持ちが冷めるスピードも速くなりやすいでしょう。
相手をよく知らないまま付き合うことになるため、「あれ?なんか違う」と感じることも早く現れるでしょう。出会ってから付き合うまでの期間が短い場合は特に注意が必要です。
5. デートをしても会話が盛り上がらない、楽しくない
付き合い始めはお互いのことをあまり知らないため、会話だけでも十分に楽しいものです。デートを重ねるごとに相手のことがわかり、会話も盛り上がっていくはずです。
しかし、3ヶ月が経つとお互いのことがよくも悪くもわかってくるため、デートをしても話す話題が尽きて会話が盛り上がらなくなってしまいます。
気持ちも落ち着いてくる時期なので、「一緒にいても楽しくない」と感じることが少しでも生じたら意識するかもしれません。人間の深淵は3ヶ月で完全には理解できません。話せば話すほど新たな話題が見つかるはずです。
6. お互いに対して興味や関心が薄まってきた
3ヶ月付き合うとお互いに慣れてきて、相手の性格や気持ちがわかるようになります。冷静に相手の姿や考え方を見るようになると、これまで魅力だと思っていたことが実はそうでもないとわかることもあります。
3ヶ月という期間は、情熱的な恋愛期間が終わり、相手を客観的に見ることができるようになる時期です。
しかし、これを安心感や安定感と勘違いしがちですが、言い換えれば、相手に対する新鮮さが薄れて興味や関心が薄れていることを意味します。つまり、別れの兆候と言えます。
7. 空回りすることに耐えられない
「沈黙」に対する耐性は人それぞれです。一緒にいる間に沈黙を完全になくし、ずっと話し続けることは不可能ですし、時には二人の間に「沈黙」が生まれる場面も多々あります。
お互いに気にならない沈黙は、二人の間に信頼関係や意思疎通があるからこそ成り立つものであり、沈黙が生まれたからといって、「何か話題を!」「何か話さなきゃ!」と焦るのは注意が必要です。
無理に話題を作り出すことや無理に話を続ける姿は、相手にも感じ取られ、結果として空回りすることが増え、相手との関係が疲れて別れに至るケースもあります。
逆に、3ヶ月という期間が経っているのであれば、無理をせず、自然の流れに身を任せ、会話を楽しむことや沈黙を楽しむことを忘れないようにしましょう。無理や無理しないことが重要です。
8. 生活リズムの不一致により、会う回数が減ってきた
出会ってから3ヶ月が経つと、恋愛も落ち着いてきて、それぞれが自分の生活リズムを取り戻したくなるものです。お互いの生活リズムを尊重しようとすると、会う回数が減り、徐々に恋愛感情が冷めてしまうため、別れることが増えるのです。
学生の場合、授業をきちんと受けて、空いた時間にデートをすることを考えるはずです。しかし、恋愛に夢中になっている時は、デートを選ぶことが最優先となり、授業を休んでしまうこともあるでしょう。
3ヶ月が経つと、お互いがマンネリ化し、自分の生活を大切にするようになるため、別れの原因となります。しっかりと話し合いや素直な気持ちを相手に伝え、お互いが無理のない良いペースで会うようにしましょう。
9. 片方に負担がかかりすぎる金銭面
3ヶ月が経つと、恋愛の熱も冷めてきて、最初の頃のような情熱も薄れてきます。片方だけがデートや食事の支払いをしていると、その負担を感じるようになり、別れるきっかけとなるケースも多いようです。
「お金がかかるなぁ」「お金がかかる相手だな」と感じる場合は注意が必要です。割り勘にしようと提案すればいいのですが、それが言い出せない場合は、別れることになるかもしれません。
金銭的な負担を感じるのは主に男性ですが、男性にはプライドがあり、割り勘を提案することができないという現状があります。金銭的な負担は生活を圧迫するため、デートや食事の際には、「今回はおごってもらったから、次回は私が出すね」といったさりげない気遣いをしてあげましょう。
金銭的な問題は非常に重要なので、恋愛を長続きさせるためには工夫が必要です。
10. 相手に過剰な要求をしている
恋愛関係が破綻する原因の1つは、相手を束縛しすぎることです。お互いに好きになって付き合い始めて3ヶ月が経つと、相手に束縛されていると感じることがあります。その典型的な例が、結婚したいという言葉です。
まだ付き合って3ヶ月ほどしか経っていないのに、結婚を持ち出されると束縛感を感じます。「結婚したい!」という言葉も3ヶ月で別れるカップルの特徴と言えます。相手のことを考えず、一方的に感情が高ぶってしまうと結婚を口にする傾向があります。
束縛と感じさせない、適度な束縛を。そして「結婚」というキーワードは、相手の状況や環境をしっかりと理解し、コミュニケーションを取った上で口にするようにしましょう。
では実際に「2人でどう乗り越えるか」をお教えします。
[ad]
2人でどう乗り越えるか
前述でも述べたように、恋の炎が燃え上がっている1ヶ月~2ヶ月の間は、直感的な「好き」という気持ちが先行して恋愛状態の持続ができますが、直感的な気持ちが落ち着いてきた頃です。価値観や物事の感じ方の違いやズレが出てくる時期になり、相手に対して「今後を考える」時期に入っていきます。
付き合って3ヶ月という時期は、そもそも男女間で感じ方や考え方が異なるということを理解する必要があります。乗り越え方を見ていきましょう。
1. 2人の心地よい距離感を見つける
ちょうどよい距離感は、カップルごとに異なるのも、1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月と時期によっても違います。しっかりとコミュニケーションを取り、2人のルールを作ることができていると、気持ちのすれ違いが防げてちょうどよい距離感を保つことができます。
2. 付き合う上でのルールを設ける
カップルの一方がいつも我慢しているというのは、公平な関係とは言えません。ただし、それぞれの価値観や理想、性格は異なるものです。お互いが気持ちよく過ごすためのルールを話し合っておくことは必要かもしれません。
例えば、平日は仕事に集中したいので電話やデートは週末にまとめてする、外食は割り勘にする、1ヶ月に1度はお互い友達と遊ぶ時間を作るなど、お互いが納得できるルールがあれば「冷めたのかな?」と心配することなくすむでしょう。
3. サプライズやイベントで刺激を与える
思い出の場所でデートをして新鮮な気持ちを思い出す、記念日に特別感のあるデートをする、ちょっとしたプレゼントを用意するなど、慣れが気持ちの盛り上がりを奪わないよう、トキメキを失わない工夫をしているカップルは別れにくいです。
一緒に料理をする、ドライブやピクニックデート、サバイバルゲームに参加するなど、付き合ってからのデートプランになかったことを試してみると新たな発見や刺激が生まれるでしょう。
4. お互いを尊重する
性格によりますが、お互いが満足できる人間関係を築くには、お互いを尊重し合い、ギブアンドテイクの考え方を持つことが大切です。彼女だけが我慢している、お互いが自分の意見を言わないのも、関係が長続きしません。また、大切に思う気持ちを持ちながら、相手をフォローし、相手に伝わる行動を取ることが、付き合って3ヶ月の壁を超える秘訣です。
5. お互いの魅力を見つけ合う
「彼氏は〇〇してくれない」とか、「彼女は〇〇じゃない」といった否定的な考え方になると、不満が大きくなってしまいます。
相手には相手なりの魅力がありますので、すべてを自分の理想通りにしようとすると苦しくなってしまいます。
付き合って3ヶ月の壁を超えるカップルは、新たな魅力を見つけ、トキメキを維持することがうまいです。
素直に言葉や行動で表現できれば、相乗効果で倦怠期も乗り越えられるでしょう。お互いに思いやりの気持ちを持ちながら、恋愛が長続きします。
この記事へのコメントはありません。