恋愛が苦手な方のパターンと処方箋【女性編】ver.1
「恋愛が得意ですか?」という質問に即答で「大得意です!」と答えられる女性は、果たしてどれくらいいるでしょうか。
現在の恋愛が順調で楽しく感じられる女性でも、いつかは終わりが訪れるかもしれません。自分がどんなに恋愛テクニックを磨いていようとも、相手の気持ちを変えることはできません。若さがある特権を持っている限りは恋愛が上手くいくと思えるかもしれませんが、その武器を失った時に初めて、恋愛の難しさを実感することになるでしょう。
恋愛は人とのコミュニケーションです。どんなにテクニックを磨いたとしても、自分の思い通りに相手の気持ちを変えることはできません。楽しい時期があったとしても、それは永遠に続くわけではありません。
恋愛は人間関係ですから、面倒で傷つくこともあります。一人でいる時間や女友達との時間を楽しんでいるのに、恋愛に時間を費やすのは無駄だと考える女性もいます。恋愛が苦手だと答えた女性や、得意だと思っていたけれど恋愛失敗で傷つき、もう恋愛したくないと思っている女性にも、このコラムが役立てば嬉しいです。
私は婚活パーティー会社「Whitekey」の結婚相談所「WhiteMarriage」でメンタル心理カウンセラーとして活動しています。日々会員様の恋愛相談や婚活相談を受け、見守っています。私自身も実際の結婚生活の経験を持っているので、現実的な視点からこのテーマについて語ります。真剣に結婚を目指し活動している皆様にとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。
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恋愛が苦手な女性の多くは、男性が苦手です。(今回は男性を恋愛対象に絞ります)
幼少期の家庭環境や学生時代の男の子達との関わりが、男性に対するイメージを形成します。女性にとって男性は、姿や考え方、声の出し方全てが「異質」であり、時には恐怖の対象にもなります。父親や兄弟のような大きな男性との関係が上手くいかなかった場合、男性を尊敬して好きになることは難しくなります。
学生時代に男性からのいじめを受けたりした場合、女性としての自信を失い、恋愛が怖くなることもあるでしょう。
そのような場合、無理に恋愛が得意になる必要はありません。最後に「処方箋」についてお話ししましょう。興味があれば、それから読んでみてくださいね!
それでは、「恋愛が苦手な女性の特徴・パターン」について順に考えていきましょう。
1.自己肯定感が低い
自信がある人は、男女問わず成功体験を積んできた人です。外見や能力、人間性を褒められたことから、他人の長所も認めることができ、好きになることができます。しかし、自分自身に強いコンプレックスを抱えたり、自分を好きになれない場合、自分を「好きだ」と言ってくれる相手が現れても、「こんな私を好きになるなんてどうかしている」と感じてしまい、自ら壊してしまうのです。
また、彼氏ができたとしても、自己肯定感の低さを相手の愛情で埋めようとするため、相手に負担をかけてしまいます。彼氏に依存し、恋愛に意識を集中するため、バランスが崩れがちになります。交際が長続きせず、相手が離れてしまう原因は、相手ではなく自分自身にある可能性もあります。同じ失敗を繰り返さないためには、一度自分自身を見つめ直す必要があります。
2.男性との接触機会が限られている
男性の兄弟がいないか、女子校で育った場合、思春期に同年代の男性と話す機会が減ることがあります。共学校に通っていたとしても、その頃から男性と遊んだり話したりするのが苦手で、つい避けてしまったという女性もいるでしょう。男性との接触機会が少ないと、男友達ができて遊んだり、男友達との関係が恋愛に発展する機会もなくなりますし、男性心理を学ぶ機会もなくなりがちです。
現実の男性と接することが少ないと、男性はマンガやアニメ、小説の「二次元」の世界やアイドルなど、遠い存在になってしまいます。実際に会ったことのない彼らは、非常に輝かしく、女性を傷つける言動をしない存在です。実際に男性と接したときに、そのギャップに驚き、ショックを受けることもあるでしょう。そしてますます現実の恋愛に疲れて、離れてしまうこともあります。
趣味の中の男性は夢であり、リアルな男性との出会いが現実です。それを割り切ることができれば楽ですが、実際にはそう簡単にはいきません。マンガやアニメのキャラクターが、現実以上に心をキュンとさせてくれることもあるでしょうし、理想の容姿やスペックを持つアイドルを見ているだけで十分に幸せだと感じることもあるでしょう。しかし、それはもはや「恋愛」ではなく、実際の男性と接することや真剣に婚活することを決意した場合、一時的にそのキラキラした恋を置いておく勇気が必要かもしれません。
3.理想が非常に高い
恋愛経験があまりないまま年齢を重ねると、周りで結婚や出産のニュースが増えて焦る時期が訪れることでしょう。趣味や仕事に充実しているからまだ大丈夫、と先延ばしにしているうちに、友人たちが結婚しているのに自分だけが独身という状況になってしまうこともあります。そのような状況で婚活を始めると、邪魔になるのが「プライド」です。
あの子よりも良い年収の素敵な相手を見つけたい。自分がこれまで独身でいられたのだから、元彼以上のスペックを持つ人と結婚したい。友人や両親、誰からも認められる素晴らしい人物と出会いたいと思うと、相手へのハードルや理想はどんどん高くなってしまいます。何かしらピンと来ない、何かしらドキッとしない、何かしら相性が合わないという理由で、出会った男性を次々に切り捨ててしまううちに、いつの間にか周りの素敵な男性は全て既婚者というパターンになってしまうこともあります。
恋愛が苦手で経験も少ない場合、どうしてもスペックに頼りがちになってしまうこともあります。しかし、人の価値は見た目や年収、学歴などの外見的な要素ではなく、内面や人間性に表れるものです。まずは自分自身が自分を選ぶように、相手も自分を選んでくれるようになるために、自己スペックを磨くことが重要です。
いい女性になればなるほど、いい男性が集まってくるというのは真実であり、出会う相手はいつも「鏡」です。自分が「ピンとくる相手に出会えない」と感じるのは、自分自身が「ピンときてもらえていない」からです。理想を下げることよりも、相手の理想に近づくことを考えることで、出会いの質は変わってきます。
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恋愛が苦手な女性への「処方箋」
恋愛への苦手意識を克服しようと本気で取り組むのであれば、まずは「男性を異性として意識しすぎない」ことが最初の一歩です。自分は男性と接するのが苦手で、男性との会話も苦手だと思い込みすぎることは、自分自身に対する「メンタルブロック」になってしまいます。まずは自分自身で築き上げた「壁」を自分で取り払う方法を見つけましょう。もちろん、幼少期のつらい経験が原因で男性への恐怖心が強く残っている場合、それを乗り越えることは簡単なことではありませんが、男性はみな同じく怖い存在ではありません。自信がなくて恋愛が苦手な男性も存在するし(むしろ多いかもしれません)、異性に話しかけて関係を築くことや、その結果で傷つくことを怖がるのは、男性も女性も同じです。
「恋愛が苦手な方への処方箋」とは、実は「人間関係が苦手な方への処方箋」と同じ意味かもしれません。できることから始めていきましょう。
自己投資と自己啓発をする
最も簡単な方法は、他人ではなく自分自身と向き合うことです。自己肯定感を高めてくれるのは他人ではなく、自分自身です。「自分自身が好きではない」というコンプレックスは、果たして何が原因なのかを考えましょう。日々、自分自身と向き合うことは大変かもしれませんが、その努力の先には必ず報われる未来が待
【嫌な自分を変える方法】
1. 骨格診断を受けて、自分に似合う洋服のスタイルを知る。
2. 可愛いと思える女性のSNSをフォローし、彼女たちの発信からライフスタイルや前向きな考え方を学ぶ。
3. 家にいるだけでなく、流行りのエリアに出かけて、輝いている人たちに触れる。
4. 仕事に役立つ資格を取得する。
5. 具体的な目標を立てて、海外旅行などに行き、語学の勉強をする。
6. 毎日一冊本を読む習慣を身につける。
7. 興味のなかった分野に触れて、趣味を増やす。
8. 感じたことを言葉にして表現する練習をする。
9. 会話術やコミュニケーションスキルについての本やYouTubeを活用して学ぶ。
上記の方法を試してみると、自分を嫌いになる時間が減り、自己投資による成果を実感できるでしょう。自分を可愛がることで、自分自身を愛おしく思えるようになります。また、自分軸を大切にしている女性は、男性にとっても魅力的です。
いつも笑顔でいること
恋愛関係や人間関係において、不機嫌な人とは積極的に関わりたいと思う人はいません。必要以上に明るく振る舞ったり、おしゃべりになったり、コミュニケーションを頑張りすぎる必要はありませんが、話しかけやすい雰囲気を作る努力は大切です。
例えば、自分から挨拶をする、笑顔で答える、ため息をつかずに周りに気を配る、悪口を言わない・参加しないなどの行動に気を付けるだけでも十分です。自分から会話を面倒だと思っていると、自分から空気を凍らせてしまうこともあるので、ゆるやかでおだやかな自分でいるように心がけましょう。
朝の支度が終わったら、鏡を見て笑顔を作り、自分自身に「よし!」と気合いを入れる習慣をつけることも効果的です。笑顔の女性は男性にとって魅力的な存在ですので、自分自身を開示できるように、少しずつ前を向いてみましょう。自分を傷つけるような人と関わる必要はありませんし、全員に好かれようとする必要もありません。自分自身を大切にし、労わることで、相手を労わる気持ちや恋愛を楽しむ余裕も生まれてきます。無理をせず、少しずつ「恋愛が苦手な自分」を克服していきましょう。
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