“お見合いよりも恋愛よね”
これは、現在だけではなくかなり昔から言われてきました。
自由な雰囲気の中で、自由恋愛が声高く叫ばれてきたからです。
とはいっても現在においても“お見合い結婚”は存在しています。
“お見合い”を選ぶ人も少なくないということですね。
“お見合い”の発展形が“結婚相談所”
これは誰も異論がないことでしょう。
半世紀も前だと、20代半ばで結婚していなければ、
近所のおばちゃんや親戚のおばちゃんが、
どこからか相手を連れてきたものです。
「良い人がいるのよ」とか、
「この人どうかしら」
なんていうのが挨拶代わりだった時代です。
現在はそんなこともなくなり、
かといって結婚願望の強い男女にとって、
出会いのない環境は絶望的なものです。
そのような中にあって“結婚相談所”が台頭してきたのは自然の流れでもありました。
そもそも“お見合い”って何??
現代の若い人には、
お見合いをしっかり説明する必要があるでしょう。
基本的に周囲の人が相手を斡旋して、
出会いの場を設けることです。
このお見合いシステムは、
1960年代までは、恋愛とお見合いが半々の割合でした。
かなりの割合でお見合い結婚が行われたいたのです。
現在は、
というかちょっと古いデータになりますが、
2010年~2014年の調査結果では、
お見合い結婚は5.5%ということでした。
それでも、100組の結婚があれば、
5組は、お見合い結婚ということですね。
最近は、お見合い結婚が見直されている、増えてきている、
と言うことなので、
割合も増えているかもしれません。
“お見合い”を選ばざるを得ないような事情もありますが…。
積極的な“お見合い派”も存在しているのです。
お見合いにメリットってあるの?
もっとも大きなメリットは目的が“結婚”であること。
そして、相手の素性がはっきりしていること。
しかも、ある一定のレベル以上なので、
家柄、学歴、収入などで問題になることはないでしょう。
これは、本人同士はもちろん、双方の親にとっても安心材料です。
しかも、お見合い結婚の離婚率の低さが報告されています。
恋愛結婚に比べて、お見合い結婚での離婚の確率は段違いに低いんだそうです。
これは意外かもしれません。
逆に言えば、
結婚に対して高い理想を持っていない、
なんてことも言えそうですが…。
そうはいっても、
安定した生活はお見合い結婚の大きなメリットであることは間違いないでしょう。
いわゆる“玉の輿”も、
お見合い結婚ならではと言えます。
ただし、仲人さんや仲介してくれた人の手前、
離婚しにくい、といったこともあるかもしれません。
お見合いも捨てたもんじゃない
結婚相談所もそうですが、
お見合いにしても、
出会いはきっかけにしかすぎません。
最初の出会いは他人まかせであっても、
その後は本人次第。
そこから恋愛の始まりです。
嫌なら断ればいいですし、
お見合い歴が十数回という強者もいます。
妥協する気持ちもある程度大切かもしれませんが、
納得のいくまで相手探しをするのも、
お見合いの利点と言えますよ。
本気度をしっかりアピール
気乗りがしない、
つきあいでしょうがなく、
といったことなら仕方ないですが、
本気のお見合いであれば、
所作や身だしなみに気をつけましょう。
服装はやはりワンピースがベター
何より、上下ワンセットなのでチョイスが簡単で、
相手からの受けがいいのがその理由です。
清潔かつ相手に与える印象もベストです。
所作については、
普段から練習するしかありません。
雑にならず、丁寧でゆっくりとした動きが基本です。
普段から気をつけていれば、
自ずと自分のものになります。
また、食事マナーなどもしっかりと身につけておきましょう。
食事マナーは生涯にわたって大切なものです。
お見合いを機にしっかりとしたものを身につけておくと、
その後の人生が楽ですよ。